にんぎょひめ
長女が急に、
「ママ、魔法使える?」
と聞くので、
「まだ使えない」
と答えると、
次女が泣き出した。
「魔法使いのこわいにならないで」
・・
多分、つい最近、世田谷パブリックシアターで見た、
『にんぎょひめ』
のせい。
こども劇場とあったような気がしたので。
姉妹と見に行って。
ディズニーのアリエルがにんぎょ姫だと思っていた姉妹は、
にんぎょひめの血だらけの足と、
王子様の移り気と、
魔女に衝撃を受けて。
特に。
長女は、血だらけの足に。
次女は、魔女に。
後で夫にその話をすると、とても満足な様子。
それはそう。
娘にでれでれの夫。
見た目のよい金持ちの男に一目ぼれして、
愚かな約束をして、家族を捨てた娘が、
幸せになっては困る。
痛みと嫉妬に耐えて、
それでも、良心を失わず、海の泡になる、
にんぎょひめ。
昔話としては、そうでなくては。
小さな娘たちが、大きくなったとき、色恋が全てと思わないように。
なんというか、
子供向けには
もうちょっと華やかでもいいかとおもう舞台だったけど、
わが子より、
もうちょっと大きな子供に見せてあげたい舞台でした。
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